マーケティングマンガ『銀のアンカー』を読んで
大学生の就職活動について描いたマンガ。
自分をマーケティングしようというお話で履歴書や面接でのスタンスはこうだよと
学生に教えるマンガになっている。でも、マーケティング戦略策定のいろんなパーツが適当に出てくるので体系だった理解には向かないが、面白いマンガだった。さすが『ドラゴン桜』の作者である。
全8巻を一言で言うと、就職を勝ち取るには『ドメインを明確にして4Pを投入せよ。』ということだった。
(ドメイン)
だれに:ミッションとビジョンに共感できる企業に
何を:就活生が
どのように:企業のSWOTで求められるニーズに応えられる能力で
(4P)
製品:資格、経験など
価格:生涯価値が支給給与より高い可能性(NPV、健康など)
チャネル:面接、エントリーシート、履歴書、OB訪問
プロモーション:S→OまたはWの克服をさりげなくアピール
4Pで企業に自分が必要なことをうまく伝えよということである。しかし、大事なのは最初のドメインでその企業が何を求めているかである。マンガでも面接も試験も大変良かったのに落ちた女子大生が出てくる。のちにその会社(テレビ局)の関係者から話を聞くと、同じタイプの子がすでにいるから他のタイプの子を取ったと聞かされる。この企業のWではなかったのである。
※ミッション:企業(経営者)の過去の経験から生まれた使命
ビジョン:ミッションを実現するための将来の目標
スローガン:ビジョンをわかりやすくした言葉